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黒い箱 [04_携帯写真+詩]

黒い箱 黒い箱 長持ちする 飾られた言葉が 優しい配色で 贈られて 私を癒やしては 私の代わりに咲いて 枯れて消えた せめて 絵にかけば 消えないだろうと 毎日描いて 描き終わった頃 花も枯れて 贈り主も消えた まるで 始めから予知されたように 黒い箱に 収められていたっけ 私は 水彩画の思い出を引き裂いて 柩に涙を刻む ラナンキュウスの花束を 勿忘草に替えて 黒い箱に閉じ込めた

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