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きみの音 [02_詩]

きみの音 きみはぼくの歌であり 詩であった きみはぼくの透き通る風 静かな湖水 きみがシーラカンスだったころ ぼくはアンモナイトだった 君が活火山で怒っていたとき ぼくは冴えない紙切れだった きみがぼくと歩んだ道は平行線 一番近くできみをみて 一番遠くに感じてた きみ もういいよ きみが地球の裏側で クリスマスを迎える頃 ぼくはたぶん砂糖黍を 植えている 植えているんだ 飢えているんだ 餓えていたんだ パキリと折れた砂糖黍 きみにあげるハートのチョコが ぼくのために割れた音

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